トップページ | 全エントリー一覧 | RSS購読

東大・京大で1番読まれている本「思考の整理学」を改めてあなたにオススメしたい。


このエントリーをはてなブックマークに追加

思考の整理学


61BVeT3V8SL.jpg

「100万部突破!東大,京大で一番読まれた本!」

日本人ならどうしても気になってしまう帯を持ったこの本。

確かに人気で、どこの大学の書籍部にも置いてありますが、

実は読者からの評価はバラバラです。

「素晴らしい!もっと若いうちに出会っておきたかった」

という意見もありますが、

「なにこれ。なんでこんな本が売れてるの?」

なんて声もあります。


どんなベストセラーでも批判意見はあるものですが、

この本は特に肯定否定の差が激しい。

一体どんな内容なのでしょうか。

思考の整理学 (ちくま文庫)


スポンサード リンク

概要


アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには?
自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。



と公式に紹介されているように、内容を一言で表現するなら

知的生産術の紹介

・どうすれば仕事、作業の効率が上がるのか。

・どうすればアイデアをまとめ、それを昇華させられるのか。

著者の独自の目線から様々なテクニックが記されています。


例えば、

「知的活動は朝にする」

と言った今では当たり前と言われることから、

「思考は一晩寝させる」

などの続きが気になってしまうものまで。


パソコンが普及される前(1986年)に書かれた本なので、

紹介されているテクニックはアナログなものがほとんどですが、

今もなお応用できるものばかりです。


書評を発行部数で語るのは良いとは言えませんが、

それでも100万部突破は伊達ではありません。

著者の考えを流し読みするだけでも充分に価値のある一冊です。


なぜ「駄作」という意見も多いのか


実は、この「思考の整理学」

ベストセラーの割に批判的な意見も多い一冊です。

しかし、この本を「駄作」と言ってしまう人の気持ち、実は、私も分かります。

「思考の整理学」という題名、帯の煽り分、公式の内容紹介、

どれを取ってもビジネスコーナーに並んでいるハウツー本のような印象を受けます。

「○○したいなら□□するべきだ!」

という内容だと思ってしまうんですね。


ところが実際の内容はエッセイ集に近い。

ある程度の科学的な裏付けはあるものの、どれもこれも屁理屈のようにも感じる。

「朝飯前」という言葉があるように、朝食の前の時間は作業が捗る。
しかし、急激な早起きは辛い。そこで私は朝食を抜くことにした。
そうすれば、昼食までの時間が全て「朝飯前」になる



今や、朝食をとらないと1日の作業効率が下がるのは常識です。

しかし、満腹時には頭が働かないというのも事実。

まぁこの辺りは人それぞれ…と思い、次のページをめくると


そのうち、もうひとつの手を考えた。
朝食兼昼食をゆっくりとると、そこで、ひと眠りする。
やがて目がさめる。
それをもって"自分だけの朝"とする。
再び"朝飯前の時間"がやってくる。
1日が2日になるのである。



流石につっこまずにはいられない。

理屈としては分からなくもないですが、

こじづけ感が否めない上に、学業や仕事がある多くの人は実践できません。


こんな内容ばかりでは、

普段、理詰めで構成されているビジネス本読者からすれば、

「なんだこれは!駄作だ!」

と思ってしまうのも仕方がありません。


それだけでは終わらない


しかし、そこは流石に30年かけて100万部も売れているロングベストセラー商品。

ただのエッセイ集では終わりません。

著者は本書の中でこう言っています。

昔の優秀な塾や道場では、弟子が入門してもすぐ教えるようなことはしない。
むしろ、教えるのを拒み、剣の修行をしようと思っている若者に、薪を割らせたり、水をくませたり、子守りをさせたり。
当然、弟子は不満も抱くが、学習意欲も高まる。
じらせて、じらせて、やっと教える。
それでも全ては教えない。
弟子は教えてもらうのを諦めて、なんとか師匠のもてるものを盗もうとする。
今の学校は教える側が積極的でありすぎる。親切でありすぎる。
知識を与えるのに有能であればあるほど、学習者を受け身にする。



お分かりでしょうか。

著者は教育者、読者の私たちは弟子です。


著者は「満腹時は頭が働かない」と言って朝食を抜きます。

しかし、朝食を抜くのは健康に悪い。

じゃあ、自分ならどうするのか。

シリアルとバナナを中心とした軽めの朝食にしようか。

うどんの様な消化に良いものにしようか。


著者は、「朝飯前は頭がよく働くから、昼寝をして1日を2日にする」と言います。

そんなこと、学業や仕事があったら出来ない。

じゃあ、自分ならどうするのか。

昼休みに10分でも寝るようにしてみようか。

いや、そもそも効果があるか分からないから次の休日に試してみようか。



これは確かにハウツー本ではありません。

自分だけのハウツーを見つけるためのきっかけの本なのです。


自分で見つけることに意味がある


夢をかなえるゾウという本が数年前に大ヒットしました。

100万部近い売り上げを誇り、ドラマ化もされたので記憶に残っている人も多いと思います。

インドの神様のガネーシャが成功のための身近なハウツーをマジメに、時には面白く教えてくれる、そんな内容でした。




「靴を磨く」
「自分を褒める」
「腹八分に抑える」

簡単で、具体的で、それでいて根拠もはっきりと明示してくれるこの本はベストセラーも納得の1冊でした。


しかし、出版から早6年。

果たしてガネーシャの教えを今でも実践し続けている人はどれくらいいるのでしょうか。

おそらく100人に1人、もっと少ないかもしれません。

いくら本の内容が正しくても、それを習慣として続けられる人はほとんどいないのです。

本当にその行動が成功に繋がるか信じられないからです。

靴を磨く?自分を褒める?腹八分に抑える?

そんな些細な行動が本当に成功に繋がるのだろうか?

表面的には本の内容に納得していても、心の底では疑問だらけです。

そして、「成功」はすぐにはやってこない。

どんどん疑問は大きくなる。

そして、やめてしまう。

人から言われたハウツーやノウハウなんてほとんど続かないものです。


続けられるのは、自分で考えて、自分で見つけたものだけ。

思考の整理学を読んで、自分だけの成功へのハウツーを見つけられたら、

それは一生続けることが出来るかもしれません。


まとめ


「思考の整理学」は、読んですぐに成長できる本ではありません。

しかし、時間をかけて、ゆっくりと考えながら読み込めば、

きっとあなたにとって大切な本になるでしょう。



思考の整理学 (ちくま文庫)思考の整理学 (ちくま文庫)
(1986/04/24)
外山 滋比古

商品詳細を見る
スポンサード リンク


このエントリーをはてなブックマークに追加


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...


SPUTNICKS
当サイトは移転しています。
「大学生はこれを見ろ」は移転しています。

大学生はこれを見ろ
大学生必見の情報はSNSで
「大学生はこれを見ろ」はTwitter、Facebookページも運営しています。
「いいね!」を押して頂ければ、大学生必見の情報、更新情報等をお届けします。



大学生がよく読んでいる記事
メンズファッションに関する人気記事
就活に関する人気記事
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント

サイト内検索

Facebook

SNS

カテゴリ

人気記事一覧

おすすめショップ

SPUTNICKS

最新記事

月別アーカイブ

はてぶ人気記事

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Twitterやってます

ブログパーツ